短期入所生活介護 多喜の園ステイハウス中瀬

 こんにちは。短期入所生活介護多喜の園ステイハウス中瀬です。梅雨明けの知らせが待ち遠し
い今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしですか。
 ステイハウス中瀬は単独のショートステイとして平成26年4月1日に開設し、今年で6年目とな
ります。定員は30名でお部屋は多床室型の全室2人部屋ですが、間仕切りがあり個室風の部屋に
なっており、ゆったりお過ごしいただける空間を提供することができます。要介護(要支援)状
態でも、利用者様が可能な限りその居宅において、有する能力に応じ自立した日常生活を営むこ
とができるよう、入浴・排泄・食事等の介護をさせていただき、利用者様の心身の機能の維持並
びにご家族の身体的及び精神的負担の軽減を図ることを目的としております。
 今後も皆様のご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

 ご利用中は、主に午前中は入浴していただき、午後にはレクリエーションを実施しております。
皆様でわいわい楽しい時間を過ごしていただくことを目標にし、他にも毎月おやつ作りや季節の
行事の開催、定期的に近隣の保育園児の招待、ボランティアさんにお越しいただき、ハーモニカ
や草笛、演劇の披露等を行っております。

 施設への見学・相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

 近々、「介護保険負担割合証が更新され交付されます。これは収入額に応じてサービス費用の
負担割合が決まるもので、年毎の収入状況により負担割合に影響があるため、この割合証は毎年
8月に更新されます。この証書によって負担割合が1割、2割、3割と決まりますので、お手元に
届き次第サービス事業者もしくは担当ケアマネージャーにご連絡お願いいたします。
 また、同じ時期に「介護保険負担限度額認定証」も切り替わります。こちらは毎年ご家族様よ
り区役所等に申請していただくもので、特別養護老人ホームやショートステイ等を対象に居住費
や食費が一定金額軽減されるものです。こちらは世帯収入や預貯金等の資産が一定以下の方が対
象となります。詳しい内容は各区役所長寿保険課にお問い合わせ下さい。
※介護保険負担限度額認定証は申請が必要ですのでご注意ください。

 【お問い合わせ先】
 短期入所生活介護 多喜の園ステイハウス中瀬
 〒434-0012 静岡県浜松市浜北区中瀬1845-16
 TEL:053-588-0825 FAX:053-588-0826
 担当:内山正晴

              
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 メディカル プロファイリング  

 抗ヒスタミン薬の服用が効果的―――
  蕁麻疹の治療(じんましんのちりょう)

 特定の食材を食べると蕁麻疹が出る。あるいは、毎日のように蕁麻疹が現われては消える
 蕁麻疹で悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
 蕁麻疹はなぜ起こるのでしょうか?有効な治療法はあるのでしょうか?

   
   
◆ 蕁麻疹の発疹はすぐ消える
 植物のイラクサは葉に刺毛があり、これに触ると皮膚に発疹が現われます。イラクサは別名・
蕁麻(じんま)。蕁麻疹という病名はここから付けられました。
 蕁麻疹の見た目は、小さなブツブツから、皮膚の広い範囲に広がるものまで様々です。
蕁麻疹のもっとも大きな特徴は、発疹が現われてから数時間(長くても24時間以内)に治まって
消えてしまうことです(発疹が消えない場合は、蕁麻疹以外の病気が疑われます)。
 蕁麻疹が起こるメカニズムは、身体になんらかの刺激が加わって大量に分泌されたヒスタミン
が血管に作用して、血液中の血漿が皮膚に漏れ出すことで起こります。

◆ 蕁麻疹の原因はわからない?
 蕁麻疹と聞くと、例えば、特定の食材(カニや鯖、蕎麦など)を食べたときに起こる、アレル
ギー反応というイメージがあります。しかし、アレルギー反応が原因で起こる壽麻疹は全体の
3%程度と、とても低い数字となっています。
 アレルギー以外では、衣類の擦れ、日光の刺激、発汗といった原因もありますが、これらを含
めても原因がわかっているのは、30%以下となっています。
 では、蕁麻疹のもっとも大きな原因のなんでしょうか? 実は、蕁麻疹の70%以上は、原因不
明とされています。とくに数か月、あるいは数年といった期間、慢性的に蕁麻疹が現われるケー
スでは、ほとんどの場合、原因が明らかになっていません。

◆ 蕁麻疹の治療(原因が特定ごきる場合)
 蕁麻疹の原因がはっきりしている場合は、それらのものを生活から取り除くことや避けること
が重要となります。まずは、皮膚科を受診して、原因を特定するようにしましょう。食生活や生
活習慣の改善、服装の工夫といったことで、できるだけ蕁麻疹が起きないようにしていきます。
原因を取り除くのが難しい場合は、薬物療法が行なわれます。

◆ 蕁麻疹の治療(原因不明の場合)
 蕁麻疹の原因が特定できないケースでも、けっして悲観しないでください。蕁麻疹には、抗ヒ
スタミン薬の服用による薬物療法が高い治療効果をあげています(ちなみに、蕁麻疹の湿疹は短
時間で消えるという特徴があるため、外用薬による治療は基本的に行なわれません)。
 慢性的な蕁麻疹の薬物療法では、発疹が起こらなくてもしばらくは抗ヒスタミン薬を服用し、
やがて症状がほとんど現われなくなる状態を目指します。



 生活ホットニュース ●● 出産援助の新制度 ●●

 国民年金に加入している「第1号被保険者」の女性で、出産を予定している方は、
産前産後期間の国民年金保険料が免除になります(国民年金保険料の産前産後期間の免除制度)。
第1号被保険者には、農業や林業、漁業で働いている方や、個人事業主、フリーランスで働いて
いる方、厚生年金の対象外のフリーターといった方が主に含まれています。
 免除期間は、「出産予定日または出産日が属する月の前月から、4か月間」。また、1回の妊
娠で複数の赤ちゃんを出産する多胎妊娠の場合は、「出産予定日または出産日が属する月の3か
月前から、6か月間」となっています。
 この制度は、出産後でも届け出ができますが、出産予定日の6か月前から届け出を受け付けて
います。届け出先はお住いの市(区)の役所、町村の役場の国民年金担当窓口となっています。
この制度によって免除された期間の保険料は、納付されたものとして扱われます。保険料を前納
されている場合は、還付されます。

 この制度は、「次世代育成支援の観点から」2019年4月に始められた、新しい制度です。
ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、お知り合いに出産を予定している方がいらっしゃ
る方は、ぜひお知らせしてください。


   
 健康情報誌「こんにちわ」令和元年7月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)