通常規模型通所介護「多喜の園デイサービス」です
 こんにちわ。通常規模型通所介護「多喜の園デイサービス」です。暑い夏も終わり虫の声も聴
かれる季節になりました。朝晩の気温も下がり、涼しくなってきました。気温の寒暖差があると
体調を崩しやすくなります。皆様どうかご自愛ください。
 多喜の園デイサービスでは、9月中旬に敬老会を行いました。ボランティア慰問による楽器の
演奏を聴いたり、踊りを見たりして楽しみました。懐かしい曲を演奏していただき、一緒に口ず
さむ方もいらっしやいました。今回は、職員も踊りや歌を披露しました。また、ご利用者さんの
肩たたきをして、ささやかではありますが、お祝いの気持ちを表しました。
 今回、ご利用者さんの中で100歳の方が2人いらっしゃいました。区役所からお祝いに駆けつ
けた方より、表彰状と記念品が贈られました。デイサービスでお祝い出来ることが嬉しく思いま
す。お祝いの品々をいただいたご利用者は、笑みがこぼれていました。他のご利用者からは、
「もっと長生きせにゃいかんね。」、「わしらもああいうのをもらえるようにならにゃ。」等々、
新たな目標が出来ていたようでした。
 多喜の園デイサービスでは、これからも季節ごとに多様な行事を取り入れていきます。ご利用
者様に「ここに来てよかった」、「またここに来たい」、と思っていただけるような場所にして
いきます。
 ご意見・ご要望やお気付きの点等ありましたら、ご連絡ください。また、見学や体験利用も随
時行っております。
 多喜の園ディサービスにお気軽にご連絡ください。

 ●お問合せ先
 〒434-0012
 浜松市浜北区中瀬3829-1
 多喜の園デイサービス
  担当:内山、大見
  TEL 588-4115              
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  

 シニア層だけではなく若い世代にも増えている
  ド ラ イ マ ウ ス

 お口のなかがネバつく、あるいは乾燥する――こうしたことが日常的な状態となっている方は、
 「ドライマウス」を疑ってみる必要があります。
 ドライマウスは口臭の原因となるだけでなく、むし歯や歯周病、さらには、重篤な病気さえ招
 きかねない症状です。
 放置するのではなく、正しく対処していく必要があります。

   
   
◆ お口のなかの唾液が減る
 
ドライマウスは、唾液の分泌量が減ることで、お口のなかが慢性的に乾燥した状態になること
をいいます。なぜ、唾液の分泌量が減ってしまうのか――加齢による原因のほか、ストレスや薬
剤の使用で起こる自律神経のトラブル、糖尿病、腎不全、シェーグレン症候群といった病気……
これら様々な要因が関係しています。
 ドライマウスは、特に更年期以降の女性に多く見られます。このため、女性ホルモンの分泌の
減少がドライマウスに大きく影響していることが考えられます。


◆ むし歯・歯周病・口臭の原因に
 唾液には、お口のなかの動きを滑らかにして、発音や発声、あるいは食べ物の咀嚼をしやすく
する働きがあります。このためドライマウスになると、会話に不自由さを感じたり、食べ物をう
まく食べられない、飲み込めないといったことが起こります。
 そして、唾液のもう一つの重要な働きは、お口のなかを殺菌することです。唾液の量が不足す
ると、口腔内が殺菌されず、むし歯菌や歯周病菌といった細菌の繁殖を許してしまうことになり
ます。
 正しいブラッシングを欠かさずに、定期的に歯科医院に通っているのに、むし歯が頻繁に発生
してしまう。あるいは、歯肉炎が起こる――こうした方は、いつも口が乾いた状態になっていな
いか注意してください。
 口腔内の殺菌が不十分だと、口臭の悪化にもつながります。年齢を重ねるごとに、口臭が気に
なってきたという方は、その原因はドライマウスにあるのかもしれません。

◆ 重篤な病気の原因に?
 ドライマウスがもたらす悪影響は、お口のなかだけに留まりません。また、お口から体内入っ
てくる細菌やウイルスに対する防御の働きを唾液は担っています。このことから、唾液が不足し
ていると様々な感染症に罹りやすくなります。
 また、細菌の付着した食べ物や飲み物が誤って肺に入ってしまい、肺に炎症を起こす病気――
誤嚥性肺炎。症状によっては死亡原因となるこの病気も、ドライマウスと密接な関わりがありま
す。口に入れた飲食物の除菌が不充分なのは、唾液不足からなることがあるためです。

◆ 唾液の分泌を促す
 唾液は、耳の下側や顎、舌にある「唾液腺」から分泌されます。唾液は、自律神経の働きによ
って分泌されるため、自分の意思で分泌させることはできません。ただ、唾液腺のある部位をマ
ッサージすることで唾液の分泌を促すことは可能です。
 食事のときによく噛んで食べることは、唾液の分泌を促すのにとても有効な習慣です。噛めば
噛むほど唾液が分泌されるというだけでなく、お口のまわりの筋肉が自然と鍛えられ、普段から
唾液が出やすくなります。
 ドライマウスの原因が、ストレスや病気にある場合は、これらのものを治す、あるいは取り除
かないとドライマウスが改善しないケースがあります。ただ、それには短期では解決しない、大
きな困難も予想されます。
 こうした場合は、口腔用の保湿剤をスプレーしたりジェルを塗ることで口腔粘膜を保護する対
策や、唾液の殺菌力を補うために除菌効果の高いうがい薬を使用することが効果的です。
 ドライマウスの治療については、歯科医師に相談してください。


   
 健康情報誌「こんにちわ」令和元年11月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)