“遠江病院居宅介護支援事業所"

 こんにちは、遠江病院居宅介護支援事業所です。まだまだ寒い日が続いています。インフルエ
ンザや新型コロナウイルスなど、いつ誰が感染してもおかしくない状況です。介護されている方
も不安な世の中です。
 さて、当院居宅が令和2年4月より新メンバーを加えて5人体制でスタートします。新しい仲
間をご紹介いたします。
 山崎真弘と申します。黒一点、女性陣のなかで力仕事を頑張りたいと考えております。人口の
半分は男性です。母親や奥さんを介護している男性が増えております。介護の初心者の方に男性
がいることで心強い味方になれると思います。
 ケアマネジャーが介護を必要とする本人や家族の希望を踏まえて、コミュニケーションを大切
にして、在宅での生活を快適に過ごしていただけるよう、トータルにサポートいたします。これ
からも「自分らしく生きる」ための支援活動をさせて頂きます。どうして良いかわからないと悩
まないですぐ相談してください。お待ちしております。


 ●お問合せ先
 遠江病院指定居宅介護支援事業所
  担当:松井由美 守屋陽子
  TEL 053-588-2512(直通)
  FAX 053-588-2513              
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  

 いま知っておきたいこと―――
   新型コロナウイルス感染症

 新型コロナウイルスの感染拡大が連日大きく報道されるなか、多くの情報によって混乱を
 覚えている方もいらっしゃると思います。
 現在進行形の事例なので、状況によって変わることはあリ得ますが、重要な点をいくつか
 まとめましたので、参考にしてください。

   
   
◆ 新型コロナウイルスの特徴・症状は?
 
厚生労働省では、新型コロナウイルス感染症の特徴を「ウイルス性のかぜの一種」としていま
す。もちろんこれは、新型コロナウイルス感染症をかぜとみなして軽視してもよいということで
はありません。とくに、かぜ薬の有効性が確認できない現段階では、かぜと単純に同一視するこ
とは危険です。
 ただし、かぜの一種ということで、とくに飛沫や接触による感染という点から、かぜの予防に
効果がある対策(手洗いや消毒、せきエチケット、健康管理による免疫力の維持・増進)は有効
と考えられます。
 また、かぜをひいたときと身体の状態の違いを比較することで、いち早く新型コロナウイルス
感染症に対応できるようになります。
 新型コロナウイルス感染症の症状としてはおもに、せきや発熱、のどの痛み、全身の倦怠感が
あげられています。こうした症状は、かぜの症状とよく似ています。
 違いとしては、かぜの場合は通常3~4日で症状が回復するのに対して、新型コロナウイルス
感染症は症状が、一週間程度続くとされている点です。

◆ 感染リスクを抑えるための行動
 新型コロナウイルスの感染者の8割は比較的症状が軽く、症状がみられないケースもありま
す。その一方で、60歳以上の方や高血圧、糖尿病の方、さらには循環器や慢性の呼吸器疾患、
がんなどの持病のある方は、重症化のリスクが高くなっています。
 新型コロナウイルスの感染力は、現在のところ、インフルエンザと同じくらいとされていま
す。こうしたなか、厚生労働省の専門家チームが、日本国内の感染者110人を対象にした詳細
な分析調査によって、新たな事実が判明しました。それは、国内の感染者110名のうち、83人
は誰にも感染を広げていないという点です。
 さらに、二次感染が確認された27人のうち、感染した相手が一人に留まっているケースは半
数以上でした。そして、2人以上に感染が広がったケースは、11例。そのほとんどが、「屋内
の閉ざされた環境」でした。
 このうち「空気のとおりがよい環境」で4人以上に広がったケースはなく、「空気がよどみ
がちな環境」において2例、9人以上に感染が広がっています。
 このことから、新型コロナウイルスの感染拡大には環境要因が大きく関わっていて、「屋内
の閉ざされた、空気がよどみがちな環境」を避けることで、感染リスクを抑えることができる
のではないかと専門家は指摘しています。

◆ かぜのような症状があるときは?
 厚生労働省では、「現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況
であり、インフルエンザなどの心配があるときには通常と同様にかかりつけ医などに相談してほ
しい」としています。
 新型コロナウイルス感染症の目安としては、「かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上
続いている」「解熱剤を飲み続けなければならない」「強いだるさや息苦しさがある」となっ
ています。こうした方は、全国の都道府県にある『帰国者・接触者相談センター』に電話で相
談してください。
 また、「高齢者」「糖尿病、心不全、呼吸器疾患の基礎疾患がある人」「透析を受けている
人」「免疫抑制剤や抗がん剤を使用している人」「妊婦の方」は重症化のリスクが高いため、
目安より早めに、症状が2日程度続く場合、『帰国者・接触者相談センター』に連絡するよう
にしてください。



生活ホットニュース ◆◆ 衛生的手洗い ◆◆


 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、手洗いの重要性が改めて再認識されています。
ところで皆さんは、手洗いには、一般的な『日常的手洗い』と、医療や福祉の現場で行なわれる
『衛生的手洗い』、手術のときに医師や看護師が行なう『手術時手洗い』の3種類あることをご
存じでしょうか?
 新型コロナウイルス感染症予防には、ぜひとも『衛生的手洗い』を取り入れていきましょう。
『衛生的手洗い』は、手洗い→アルコール消毒の順で進めます。
 手洗いは、①水にぬらす②石鹸を手に取って泡立てる③手の甲を洗う④指の間を洗う⑤ウイ
ルスや細菌が残りやすい「親指」を反対の手でくるんで回しながら洗う⑥手のひらと指先を洗う
⑦手首を反対側の手でくるんで回しながら洗う⑧しっかり洗い流す⑨きれいに拭き取る。
 繰り返し行なうことで、この手順を覚えるようにしましょう。アルコール消毒は、ただ噴き
かけるだけではなく、まんべんなくすり込むことが重要です。
①軽く指を曲げて消毒薬を手に受ける②両手のひらを擦り合わせる②指や指先に反対側の手
のひらを使ってすり込む④手の甲を反対側の手のひらですり込む⑤両手の指を組み合わせて指
の間にすり込む⑥親指を反対の手でくるんですり込む⑦手首の消毒も忘れずに⑧消毒薬が乾燥
するまですり込む。
   
 健康情報誌「こんにちわ」令和2年4月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)