こんにちは「多喜の園居宅介護支援事業所」です

 こんにちは。「多喜の園居宅介護支援事業所」です。 今回は、「居宅介護支援事業所」につ
いてお話させていただこうと思います。
(居宅介護支援事業所は何をする所?)
 ご自宅で自立した日常生活を送るための計画(ケアプラン)の作成や、ご利用していただくサ
ービスの調整を行います。介護を必要とされる方が、ご自宅で適切にサービスをご利用できるよ
うに、ケアマネジャー(介護支援専門員)が心身の状況や生活環境、ご本人及びご家族の意向に
沿ったケアプランの作成、サービスを提供する事業所等との連絡や調整などを行う事業所となり
ます。
(対象者)
 介護保険で要介護の認定を受け、要介護1以上の認定を受けた方が対象となります。
 ※要支援1,2及び事業対象者は地域包括支援センターから委託を受けて担当することも可能
 です。
(サービス内容)
 ①ケアプラン(居宅サービス計画書)の作成
  ケアマネジャーが、ご本人及びご家族の意向や心身の状況や生活の様子等を確認させていた
  だきます。そして、在宅で安心して生活を続けていくため、介護サービスや社会資源等をつ
  なげて支援していくための計画書を作成します。
 ②代行申請
  ご本人やご家族の代わりに、要介護認定の新規申請や更新申請の手続きを行います。
 ③市町村から委託を受けて訪問調査(認定調査員)
  市町村から委託を受け、各家庭を訪問して介護保険認定調査を行います、
(利用料について)
 利用料は介護保険で全額が支払われます。

 現在、多喜の園居宅介護支援事業所はケアマネジャー4人で運営しています。担当させていた
だいている利用者様が在宅で自分らしく自立した日常生活を送れるように事業所の中で相談し、
協力しながら業務に励んでおります。
 ご自宅で介護についてお悩みのことがあれば、お気軽にご相談ください。

 ●お問合せ先
 多喜の園居宅介護支援事業所
 浜松市浜北区中瀬3829-1
 T E L 053-588-4000
            
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  

 日本でも年々増加している
   自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)

 自己免疫疾に分類される病気は数多くあり、そのなかには「難病」に指定されている
 ものもあります。
 自己免疫疾患に対する決定的な予防法や治療薬はありませんが、「免疫抑制療法」によって
 症状をコントロールする治療が行なわれています。

   
   
◆ 免疫機能が自分の身体を攻撃する
 
人間の身体には、体内に入ってきた異物を認識し、攻撃して排除するための機能が備わってい
ます。これを「免疫」といいます。
 ところが、この免疫機能になんらかの変調をきたすと、まったく無害な自分自身の細胞や組織
を攻撃してしまい、臓器や関節、皮膚といった身体の様々な部位に病気を発症させます。これが、
「自己免疫疾患」です。
 自己免疫疾患の原因は、完全には明らかにされていません。体内のタンパク質が変質して異物
として認識されてしまうケースや、夕ンパク質の構造が似ているため誤って攻撃してしまうケー
ス。免疫機能そのものに、なんらかの障害が起きているケースなどが考えられています。
 近年、自己免疫疾患では、白血球に含まれるリンパ球の60~80%を占める、T細胞の異常が
自己免疫疾患に関係していることがわかってきました。T細胞に関する研究をもとに、自己免疫
疾患の治療薬の開発が、現在、盛んに進められています。

◆ 自己免疫疾患には免疫抑制療法
 自己免疫疾患は、膠原病をはじめとする全身の臓器に症状が現われるもの(全身性自己免疫疾
患)と、潰瘍性大腸炎やネフローゼ症候群(腎臓の病気)といった特定の臓器に起こる(臓器特
異的自己免疫疾患)のふたつに大きく分けられます。
 自己免疫疾患には多くの病気がありますが、特効薬となるような治療薬はまだありません。
 このため治療ではおもに、病気を発症している臓器の炎症を抑える「ステロイド薬」や、免疫
機能の過剰な働きを抑える「免疫抑制薬」を使用した、「免疫抑制療法」が行なわれます。

◆ 免疫抑制療法の注意点
 自己免疫疾患の治療(免疫抑制療法)は、「免疫反応を抑制する」目的で行なわれます。この
ため、この療法を行なっている方は、ウイルスや細菌に対する免疫力の低下による感染症のリス
クに十分な注意をしなければなりません。
 通常時であれば、ワクチンの摂取によって感染症のリスクはある程度抑えられますが、ご存じ
の通り、ワクチンがまだ開発されていない新型コロナウイルスの感染が拡大しています。
 免疫抑制療法を行なっている方は、マスクの着用や手洗い、不要不急の外出を避けるといった
ことを、より徹底して行なうようにしましょう。
 また、免疫抑制療法には、妊娠または妊娠の可能性がある場合に、特定の薬が使用できないケ
ースがあります。妊娠を希望される方は、医師と相談して、薬を変更するといった方法で治療を
続けていくようにしてください。

◆ 主な自己免疫疾患
(全身性自己免疫疾患)
 関節リウマチ、悪性関節リウマチ、フェルティー症候群、
 若年性特発性関節炎、成人スチル病、強直性脊椎炎、
 SAPHO症候群、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、
 結節性多発動脈炎、多発血管炎性肉芽腫症、
 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎、
 lqA血管炎、クリオグロブリン血管炎、
 全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、多発性筋炎、
 皮膚筋炎、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、

(ベーチェット病)
 ネフローゼ症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病、
 自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、
 特発性間質性肺炎、乾癖、天庖痕(尋常性天痘痕、水泡性類天痘癒)、
 重症筋無力症、多発陛硬化症、
 視神経脊髄炎、ぶどう膜炎、強膜炎




生活ホットニュース ◆◆ 正常眼圧緑内障 ◆◆


 緑内障は40歳以上では20人に一人とされるほど多い病気であるにもかかわらず、多くの人が
その発症に気付いていません。その一方で緑内障は、中途失明にいたるリスクとしてはもっとも
高い病気の一つです。
 緑内障は、眼球の眼圧が高くなることで視神経を圧迫し、視神経に障害を起こす病気です。障
害された視神経からは視覚情報が脳に伝わりにくく、視野が欠けます。しかし両目で見たときに
は、この視野の欠けは片方の目がもう片方の視野を補うことで自覚しづらくなります。
 ここで問題なのは、一度障害された視神経は元には戻らないことです。このため気が付かない
うちに緑内障が進行してしまうと、失明する恐れもでてきます。
 こうした事態を避けるには、早期発見を心がけることがもっとも大切ですが、近年、眼圧は正
常範囲なのに緑内障を発症する患者さんが多いことがわかってきました。これは「正常眼圧緑内
障」とよばれ、緑内障を患う方の70%を占めるとの報告もあります。
 正常眼圧緑内障はとくに自覚症状に乏しく、視力がおかしいと気が付いたときはかなり病気が
進行しているといったケースもみられます。
 正常眼圧緑内障を含め緑内障を発症するリスクは、40歳を過ぎると非常に高くなります。40歳
を過ぎたら、かかりつけの眼科医をもつようにして、一年に一度は眼科で検査を受けるようにし
ましょう。

   
 健康情報誌「こんにちわ」令和2年6月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)