こんにちは!掛川福祉ノ郷です。

 こんにちは。暑さも和らぎ、1日1日と秋の深まりが感じられる季節となりました。朝晩少し
づつ冷え込むようになり、体調が変化しやすい時期となります。風邪をひかず、元気に過ごせる
よう努めて参りましょう。

 さて、今回は掛川にある特別養護老人ホーム「掛川福祉ノ郷」を紹介したいと思います。
 掛川福祉ノ郷は掛川市上西郷に平成19年3月に開設しました全室ユニット型個室の特別養護老
人ホームです。掛川城や掛川駅のある市街地からは10分程の場所にあります。街から比較的近い
場所にありながら、緑や小川に囲まれた、自然が残る場所にある3階建ての建物です。週に1回
浜松市浜北区にある「遠江病院」の医師による診察を入所者様全員が受け、介護・医療が連携し
たケアを実施しております。毎日の健康体操や夏祭りのシーズンには盆踊りを館内で流し、身体
を動かす機会を設けているほか、希望者には定期的に開催される習字クラブや、不定期開催の音
楽クラブに参加いただいております。

 掛川福祉ノ郷の入所対象となる方は、常時介護が必要となり、ご自宅での生活が困難な方で、
要介護認定を受け、原則要介護3から要介護5の認定を受けている方となります。掛川市在住の
方以外でも申し込みをして頂く事ができます。現在は感染症・新型コロナ対策の為、見学は一時
的に中止しておりますが、入所に関する相談・説明及び入所申込みは随時承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。


 ●お問合せ先
 特別養護老人ホーム 掛川福祉ノ郷
 掛川市上西郷7921番地の1
 T E L 0537-28-1211
 申し込み・受付担当:鈴木俊彦

            
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  

 皮膚科における
   光線療法(紫外線療法)

 皮膚科における過剰な免疫反応を抑える効果が、紫外線にはあります。
 この性質を安全に利用した治療法が、光線療法(紫外線療法)です。
 薬物療法で十分な効果が得られないときの治療法として、一つの選択肢となっています。

   
   
◆ 免疫機能が皮膚のトラブルの原因に
 
皮膚科の治療においては、患部への塗り薬や、痒みや症状を抑えるための飲み薬がおもに使用
されます。しかし症状によっては、これらの薬物療法で、皮膚の状態が十分に改善されないこと
があります。とくに、アトピー性皮膚炎や乾癬といった。免疫の働きに異常があると考えられる
皮膚病では、こうしたケースがよく見られます。
 そうしたときに、追加的な治療法として、「光線療法(紫外線療法)」が検討されます。ちな
みに、皮膚科における光線療法は、薬物療法と同時進行で行なわれます。

◆ 光線療法は紫外線を使う
 光線療法は、(顔の一部を除く)身体全体や症状のある部分のみに、紫外線を照射することで
行ないます。
 なぜ、紫外線が使われるかというと、紫外線には皮膚における過剰な免疫反応を抑える効果が
あるからです。このため、アトピー性皮膚炎や乾癬、尋常性白斑といった、免疫の異常が関係し
ている皮膚疾患に用いられます。
 ところで、「紫外線は危険」という認識を持たれている方もいらっしやるかもしれません。
 光線療法で使う紫外線では、人体に悪影響を及ぼす波長はカットされています。一時的に紫外
線を照射した部位に赤味が起こることはありますが、安心して治療を受けることができます。

◆ 光線療法の種類
 紫外線には、UVAとUVBとUVCの三種類があります。このうちUVCは使用されていま
せん。光線療法として以前は、UVAを使用した「PUVA療法」が多く行なわれていました。
PUVA療法の場合、治療のさいに光に対する感受性を高める薬物(ソラレン)を使用します。
このため、治療期間中はできる限り日光に当たらないようにする必要があります。
 光線療法においては、2000年代以降、UVBを使用した「ナローバンドUVB療法」が主流に
なりました。
 ナローバンドUVB療法では、皮膚疾患に効果的な紫外線のなかでも、さらに狭い波長を利用
します。このため、短時間の照射で、非常に高い効果が得られます。
 ナローバンドUVB療法は、三面鏡のような機器のまえに裸になって立ち、全身に紫外線を照
射する方法です。
 現在では、UVBを患部のみに集中して照射する「エキシマライト」という装置を使った光線
療法の普及も進んでいます。

◆ 健康保険も適用されます
 ナローバンドUVA療法やエキシマライトを使った光線療法では、紫外線の照射を受けた部位
は温かさを感じる程度で、痛みが生じる心配はありません。紫外線の照射時間は、症状や部位の
数によって変わってきますが、おおむね数分程度です。週に1~2回程度の通院が望ましいとさ
れています。
 なお、アトピー性皮膚炎、乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、類乾癬、慢性苔癬状粃糠疹、悪性
リンパ腫、菌状息肉症に対する光線療法は、健康保険が適用されます(2020年4月からは、円
形脱毛症に対しても健康保険が適用されるようになりました)。




生活ホットニュース ◆◆ ふたつのワクチン ◆◆


 例年通り10月から、インフルエンザワクチンの接種が始まります。今年は、新型コロナウイル
ス感染拡大の影響を受けて、インフルエンザワクチンの需要がさらに高くなるのではないかと予
想されています。しかしその一方、ワクチンの供給不足を心配する声もあがっています。
 このため、インフルエンザの重症化リスクが高い65歳以上の方は、できるだけ早めにワクチ
ンの接種を申し込むことが強く推奨されています。
 新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスは重篤な肺炎を引き起こし、場合によっては、
命の危険があることはよく知られています。
 ここで十分な注意を向けたいのが、『肺炎球菌』という細菌の感染によって起こる肺炎につい
てです。実は、肺炎で亡くなる方のうちでもっとも多いのが、この肺炎球菌の感染が原因となっ
ています。
 肺炎球菌には、抗生物質による治療が有効でした。しかし現在では、抗生物質に耐性を示すタ
イプが増加し、治療が難しくなってきています。このため、肺炎球菌感染症の約80%を予防する
とされている、肺炎球菌ワクチンの予防接種が、65歳以上の方には強く勧められています。
 肺炎球菌ワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種も可能です。ぜひ、かかりつけの
医師に相談してください。

 
   
 健康情報誌「こんにちわ」令和2年10月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)