介護予防教室「中瀬元気はつらつ教室」です。

 こんにちは。介護予防教室「中瀬元気はつらつ教室」です。多喜の園内に開設している「中瀬
元気はつらつ教室」は、浜北区北部(中瀬・赤佐・麁玉地区)にお住まいの高齢者で、介護申請
をしていない方・要支援1・2を認定されている方で、自宅にいても出かける事が少なく、閉じ
こもり傾向にある方が気楽にご利用頂けます。
 認知症予防の為に、おしゃべりやレクリエーション、体操など、色々なプログラムを用意し、
楽しい時間をおくっていただいています。今回は、その中から2つのプログラムを紹介させて頂
きたいと思います。

 まずは「介護予防体操」です。年をとってくると足腰が弱くなり転倒のリスクも上がってきま
す。それを予防する為に、日頃からの体操が必要となります。はつらつ教室では、フリーダムと
いう専用の機械を使って職員の指示のもと、さまざまな体操に参加し体力低下予防をしています。
自分のスタイルに合わせ座位・立位にて参加しながら足腰、手腕、堅甲骨など日頃使う事が少な
い部位を動かして予防していきます。
 体操を行った後には必ず、利用者様から「気持ち良かった!なかなか家では運動出来ないから
ここに来るのが楽しみ。」と嬉しい言葉をいただきます。

 2つめは「音楽レクリエーション」です。誰もが大好きな音楽を通して、さまざまな効果を発
揮していきます。特徴は職員による生演奏です。ピアノ・ギター・ハーモニカ・メロディーベル
など時に応じて演奏を交えていきます。音楽を通して回想療法を行い話しの輪を広げていきまし
ょう。すると、利用者様の顔も生き生きとしてくるのが実感できます。
 はつらつ教室では、介護予防の一環として教室独自の個性を生かし利用者様が楽しく一日を過
ごしていただける場を提供しております。

 まずはお気軽に無料体験をお試しください。


 ●お問合せ先
 中瀬元気はつらつ教室
 浜松市浜北区中瀬3829-1
 特別養護老人ホーム 多喜の園(内)
 T E L 053-588-4115
 担当:鈴木亜紀

            
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  

 40歳以上の方は、一年に一度「肺がん検診」を
   肺がん(はいがん)

 せきや痰(血痰)、胸の痛み、息切れといった症状が肺がんでは見られますが、
 これらは、肺がん以外の病気でも起こります。自覚症状だけでは、肺がんの早期発見は
 難しいでしょう。
 肺がんによる死亡リスクを下げるため、ぜひ「肺がん検診」を受けるようにしてください。

   
   
◆ 肺がんのステージ
 
肺がんは、肺や肺に近い気管や気管支にできるがんです。年間では12万人以上の方が罹患(病
気にかかること)するとされ、8万人近くの方が亡くなっています。がんのなかでは、肺がんの
死亡率がもっとも高くなっています。
 肺がんは、がんの大きさや浸潤、転移の進行状況によって、大きく5つのステージに分かれま
す。ステージが進むほど、5年生存率(診断から5年経過後に生存している患者さんの比率。治
療効果の判定のために使われる)が低下していきます。ステージ1であれば、5年生存串は80%
を超えますが、ステージ2では50%に下がり、ステージ4では10%を下回っています。
 また、肺がんを根治させるためには手術によってがんを取り除くことが必要ですが、ステージO
から3の一部までしか手術療法は行なえません。
 こうした点から肺がんの治療には、早期発見が重要になります。
 しかし、肺がんには肺がんだけに見られるといった特有の症状がないため、自覚症状だけでは
がんの発見が遅れる可能性が高くなっています。このため肺がんの早期発見には、「肺がん検診」
の受診が欠かせません。

◆ 一年に一度は肺がん検診を
 肺がん検診では、男女の区別なく40歳以上の方であれば、一年に一回以上の検査が勧められて
います。これは、肺がんの進行が早いためです。
 肺がん検診では、肺がんに対するハイリスク群の方とそうではない方に分けられます。
 ハイリスク群には、「喫煙指数」が400以上か、あるいは600以上の人が該当します。喫煙指
数は、「一日に吸う煙草の平均本数」×「喫煙年数」で表わされます。例えば、毎日20本の煙草
を30年以上吸い続けている人は、喫煙指数が600を超えるため、確実にハイリスク群に入ります。
ハイリスク群に該当する場合は肺がん検診のときに、問診と胸部X線検査(レントゲン検査やCT
検査)に加えて、「喀痰(かくたん)検査」が行なわれます。喀痰検査では、3日間採取した痰に、
がん細胞が含まれていないかを検査します。
 喀痰検査では、胸部X線検査では見つけにくい、肺の中枢に発症した早期がんを検出すること
ができます。このタイプの肺がんは、喫煙が大きな原因となっています。ハイリスク群の方は、
ぜひ、喀痰検査を受けるようにしましよう。

◆ 最大のリスク要因は、喫煙
 肺がんのリスク要因として、もっとも大きなものは喫煙です。調査によって数字に違いはあり
ますが、喫煙者は非喫煙者に比べて、おおむね4~5倍以上、肺がんになるリスクがあるとされ
ています。
 ただ、かつては喫煙していても、禁煙している年数が長くなればなるほど、肺がんを患うリス
クは少なくなります。喫煙と肺がんの関係については、常に考えていく必要があります。




生活ホットニュース ◆◆ 歯磨き粉を選ぶとき ◆◆


 11月8日は、語呂合わせから『いい歯の日』となっています。ところで皆さんは、歯磨き粉を
選ぶとき、どんな点に注意されているでしょうか。
 「薬用」と書かれた歯磨き粉をよく見かけます。薬用とは「医薬部外品」のことです。医薬部
外品は、「薬効成分は含まれているが、治療効果は正式には認められていない」という商品にな
ります。
 一方、「医薬品」と表示された歯磨き粉は、「厚生労働省により一定の治療効果が認められる」
とされた商品です。ただし医薬品なので、用法用量を守った使用が求められます。むし歯や歯周
病の治療を行なっている方で薬用歯磨き粉の使用を考えている方は、歯科医師に相談してから使
用するようにしましょう。
 現在の歯磨き粉には、ほとんどの商品にフッ素が配合されています。歯磨き粉を選ぶときは、
フッ素の配合濃度を確認しておきましょう。
 日本では近年、フッ素の配合濃度が1000ppmから、国際標準でもある1500ppmに引き上げ
られました。むし歯予防には、後者に近いものの方がより効果的と考えられます。
 ただ、6歳未満の子どもがフッ素濃度の高い歯磨き粉を誤飲すると、歯に褐色の斑点や染みが
できる「フッ化症」という中毒症を起こすことがあります。小さなお子さんのいるご家庭では、
高濃度のフッ素入り歯磨き粉の取り扱いには十分注意してください。

 
   
 健康情報誌「こんにちわ」令和2年11月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)