こんにちは。多喜の園デイサービスです。

 こんにちは。通常規模型通所介護・多喜の園デイサービスです。師走を迎え何かと慌ただしい
時期となります。今年は新型コロナウィルスの影響で例年以上に厳重な感染対策が必要になるな
ど、皆様気苦労も絶えません。多喜の園デイサービスでは、感染対策として、検温(朝の送迎時
・昼休み)手消毒、各テーブルにはアクリル板設置、3密、ソーシャルディスタンスを守る事を
職員一同全力で取り組んでいます。まだまだ先が見通しづらい状況ではありますが、コロナに負
けない明るい気持ちで日々を過ごしていきましょう。
 さて、今回は多喜の園デイサービスについてご紹介します。開所は平成4年と数あるデイサー
ビスの中でも比較的歴史があります。介護経験が豊富なスタッフも多く、マスクの下も笑顔を絶
やさず、ご利用者様やご家族様との信頼も得ています。
 今は感染予防で縮小されているプログラムもありますが、季節に合わせた行事・季節を感じて
いただけるおやつ作り・カラオケ機材(フリーダム)を使用した歌の披露など、ご利用者様が楽
しんでいただけるプログラムを提供させていただいています。ご本人家族共に安心してご利用い
ただける温かいサービスを目指し、スタッフ一同で提案を出し合い計画をしてお迎えします。
 デイサービスを利用される目的は様々です。介護における困り事もそれぞれ違います。居宅介
護支援事業所とも連携し皆様のご希望に最大限添えるよう努めてまいります。デイサービス利用
についてお気楽にお問い合わせください。
ご連絡をお待ちしています。


 ●お問合せ先
 多喜の園デイサービス
 浜松市浜北区中瀬3829-1
 特別養護老人ホーム 多喜の園(内)
 T E L 053-588-4115
 担当:内山藤子

            
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  

 予防のしにくい皮膚細菌感染症
   蜂窩織炎(ほうかしきえん)

 蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、蜂巣炎(ほうそうえん)とも呼ばれている皮膚の病気です。
 病名にはあまり馴染みがないかもしれませんが、比較的多くの人が経験する皮膚病です。多く
 は軽症で済みますが、重症化リスクがある方が存在します。

   
   
◆ 蜂窩織炎とは
 
蜂窩織炎は、おもに皮膚の傷や皮膚の弱った箇所から細菌が侵入することで、起こります。蜂
窩織炎の原因となる細菌としては、レンサ球菌とブドウ球菌によるものであることが多くなって
います。
 蜂窩織炎は感染症の一種ですが、人から人への感染の心配はありません。患部には発疹をとも
なう、境界が比較的明瞭な赤味が生じることがありますが、たいていは軽傷で済みます。治療に
は、抗菌薬が使われ、治療効果も高くなっています。

◆ 蜂窩織炎の重症化リスクがある
 では、蜂窩織炎は放置しておいても良いのかというそうではありません。発熱や関節痛などの
全身症状が起きたり、アトピー性皮膚炎や水虫をはじめとする他の皮膚病や、リンパ浮腫や糖尿
病のような疾患との関係で症状が重症化するケースがあるからです。
 蜂窩織炎では、全身症状があり重症の恐れがあれば、入院治療が必要な場合もあります。また
最近では、抗菌剤が効きにくいタイプの細菌による蜂窩織炎の存在も気掛かりです。

◆ 蜂窩織炎とリンパ浮腫
 リンパ浮腫は、リンパ液の循環が停滞することで起こります。症状としては、手足のむくみが
代表的です。
 リンパ浮腫の原因としては、リンパ系に先天的な問題があるケースや、がんの治療等によって
リンパ節を除去した場合に起こります。蜂窩織炎は、リンパ浮腫の合併症としても見られ、その
患者さんの約30%に発生するとされています。
 リンパ浮腫では、免疫機能が低下して、細菌感染症である蜂窩織炎が、急速に進行し悪化する
といったことがあります。
 リンパ浮腫の治療では、スキンケアやマッサージといった治療が行なわれます。しかし、蜂窩
織炎の症状がある間は、これらの治療ができなくなります。このため、蜂窩織炎を患うと、リン
パ浮腫の症状悪化が懸念されます。

◆ 蜂窩織炎に対しては早期の受診を
 蜂窩織炎は、小さな傷から入り込んだ細菌によっても起こるので、予防が難しい病気です。蜂
窩織炎が発症したら、できるだけ早期に皮膚科を受診することが最善です。
 とくに、アトピー性皮膚炎や水虫をはじめとする皮膚病のある人は、皮膚が弱っている状態で
あることに十分注意して、早めに受診するようにしましょう。また、リンパ浮腫の方は、蜂窩織
炎の症状が出たら、すぐに医師に相談するようにしましょう。



生活ホットニュース ◆◆ 食品ロス ◆◆


 日本では、「まだ食べられるのに廃棄される食品」と定義された食品ロスが、年間646万ト
ンに上ると推定されています。ちなみに世界中で必要とされる食糧援助は、年間約380万トン
です。いかに大量の食品が捨てられているか、改めて考えさせられます。
 646万トンの内訳では、家庭から破棄された食品は、291万トンとなっています。さらに、
家庭から食品が破棄された理由を調べると、その57%が「食べ残し」が原因で、食品の傷みや
賞味・消費期限切れによる破棄を大きく上回っています。
 昨年、『食品ロスの削減の推進に関する法律』が施行され、その取り組みが始まっています。
ご家庭の食べ残しを減らすことも、食品ロス削減の重要なテーマです。
 食べ残しを減らすためには、まず、「食品を買い過ぎない」ということがあげられます。食品
を買い過ぎると、それを使いきるために、どうしても料理を作り過ぎてしまうといったことが起
こります。それが結果的に食べ残しへとつながっていきます。
 料理の献立は、冷蔵庫のなかの食材やストックしてあるものを使うことを優先しましょう。
買い物に行く回数はできるだけ減らし、買うときは、必要なものを必要なだけ購入するようにし
ましょう。
 食べ残しを減らすには、ご家族の協力が欠かせません。食事の量についてどう思っているか、
ご家庭でぜひ話し合ってみてください。

 
   
 健康情報誌「こんにちわ」令和2年12月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)