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こんにちは。遠江病院居宅介護支援事業所です。
日頃よりご協力ご支援ありがとうございます。2年越しのコロナ感染症の恐怖の中、オリンピ
ックも大興奮の中幕をとじました。皆様も楽しまれましたでしょうか。
さて、当居宅では新しくケアマネージャーの仲間も増え、充実したサービスとご相談ができる
様努めております。ここで居宅支援事業所の説明をしてまいります。
介護相談を頂きましたら居宅契約をして介護を必要とするご本人やご家族の希望・要望を盛り
込んだ介護サービス計画を作成し、話し合いをしてサービス利用手続きをします。サービス利用
中も利用者様とのコミュニケーションを大切にして、在宅での生活を快適に過ごしていただける
ようよう、トータルサポートしてまいります。
今はいつなんどき災害に巻き込まれるかわからない時代です。新型コロナウイルス感染症につ
きましても変異株が拡大しています。自宅で過ごされる方も、通所サービスに通われている方も
不安感やご心配があるかと思います。相談を受けましたら業務継続ガイドラインを作成して、
役所、保健所、包括、専門家医療機関と連携し、利用者のサービス継続、安全確認を念頭に入れ
対応できるよう、平時から準備してまいりたいと思います。
私達居宅介護支援事業所のケアマネージャーも、より一層コロナ感染対策を行ってまいります。
まだまだ残暑がきびしい中、こまめな水分補給、栄養、睡眠を十分に取りお互いに元気でまいり
ましょう。
いつでもご相談ください。お待ちしています。
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●お問合せ先●
遠江病院居宅支援事業所
浜松市浜北区中瀬3832-1
TEL(053)588-1880
管理者:松井由美
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メディカル プロファイリング |
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目が覚めたら、ぐるぐると回転するように目が回る !?
良性発作性頭位めまい症(りょうせいほっさせいとういめまいしょう)
「良性発作性頭位めまい症」という病名は、覚えにくいですが、
ある日突然起こる、目がぐるぐる回るめまいの原因としては、
もっともありふれた病気です。
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◆ 良性発作性頭位めまい症とは
朝起きたときや頭の位置を変えたときに、目がぐるぐる回るめまいに襲われる「良性発作性頭
位めまい症」は、耳の器官に異常が起こることで発症します。
耳の奥には、「三半規管」があります。三半規管のなかはリンパ液で満たされており、頭を動
かしたときにリンパ液の流れが変わることで、前後・左右・上下といった身体の平衡感覚を得る
ことができるようになっています。
良性発作性頭位めまい症は、この三半規管のなかに、剥がれた耳石(カルシウムでできた小さ
な石)が入り込み、リンパ液の流れを乱すことでめまいが起こります。
◆ 良性発作性頭位めまい症になりやすい人
良性発作性頭位めまい症の患者は、普段、デスクワークをしている人や寝返りを打つ回数の少
ない人に多くみられます。このことから、長時間同じ姿勢で頭をあまり動かさずにいることが、
良性発作性頭位めまい症の発症に影響しているのではと考えられます。
また、耳石は加齢とともに剥がれやすくなっていきます。良性発作性頭位めまい症は、60~70
代の女性に多く見られるため、骨粗しよう症の影響も指摘されています。
◆ 良性発作性頭位めまい症の対処方法&治療法
良性発作性頭位めまい症には、めまいのする方向へ頭を何度か動かすことが有効です。それに
よって耳石の位置が変わり、めまいが治まります。また、めまいのする側に寝返りを何度かうつ
ことも効果があります。
耳鼻咽喉科では、良性発作性頭位めまい症が疑われる場合は、一般的な耳の検査のほかに、
「眼振検査」が行なわれます。眼振検査とは、頭の動きに合わせて眼が振り子のように動くこと
を「眼振」といいますが、めまいが起こると、眼振のコントロールがうまくできなくなります。
そこで眼振を検査することで、三半規管のある内耳の状態を調べます。
そして、良性発作性頭位めまい症と診断した場合は、「浮遊耳石置換法」という、患者さんの
頭や身体を動かして、三半規管に入った耳石を移動する治療が行なわれます。良性発作性頭位め
まい症の7~8割は、この治療でよくなります。
◆ 良性発作性頭位めまい症の注意点
良性発作性頭位めまい症は、病名に「良性」とあるように、ほとんどは数日から2週間程度で
軽快します。しかし、発作性頭位めまい症には、「悪性」のものも存在するので軽視はできませ
ん。違いとしては、良性が耳から起こるのに対して、悪性の場合は小脳の出血や腫瘍や梗塞など
によって起こります。悪性の場合は治療しないで放置すると、生命に危険がおよぶ恐れがありま
す。
良性か悪性か、専門医は適切な診断手順で判断します。朝起きたときや頭の位置を変えたとき
に、回転性のめまいが繰り返し起こるときは放置せず、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
生活ホットニュース ◆◆ ヤングケアラー ◆◆
ヤングケアラーとは「幼き介護者」と訳され、本来大人がするべき家族の介護や家事、兄弟姉
妹の世話をする18歳未満の子どものことを言います。
最近の調査によると、中学2年生で5.7%(約17人に1人)、高校2年生で4.1%(約24人に
1人)が該当することがわかりました。
各家庭には様々な事情があり、大人がケアできない場合、必然的に子どもがすることになりま
す。その結果、勉強や部活、友人との時間がなくなったり、遅刻や欠席など、ケアの負担が子ど
もの進路や人生を左右することもあります。
また、幼い頃から家族の介護や世話、家事をしている子どもにとって、それは当たり前のこと
であり、ケアを担っているという意識が低いことや、家庭内のことを知られたくないという思い
から誰にも相談できず、これまで具体的な支援はほとんどされてきませんでした。
しかし近年、その存在が認識されるようになり、支援団体や法整備などが進められています。
今後は教育現場での子ども達への聴き取りなど、大人がこの問題に気付くことが大切です。
そして、周りの人が子ども達をサポートできるよう、気軽に何でも相談できる環境作りを行なう
ことが求められます。
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健康情報誌「こんにちわ」令和3年9月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版) |
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