短期入所生活介護多喜の園ステイハウス中瀬です。

 こんにちは。まだまだ肌寒い日々が続きますが、皆様いかがお過ごしですか。世間ではオミク
ロン株の流行により、感染が大変な状況ですが、感染対策に十分注意して参りたいと思います。
 ステイハウス中瀬は単独のショートステイとして平成26年4月1日に開設し次の4月1日で9年
目を迎えます。
 定員は24名でお部屋は多床室型の全室2人部屋ですが、間仕切りがあり個室風の部屋でゆった
り過ごしていただけ、要介護(要支援)状態でも、その利用者様が可能な限りその居宅において、
その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、入浴・排泄・食事等の介護を
させていただき、利用者様の心身の機能の維持並びに利用者様の家族の身体的及び精神的負担の
軽減を図ることを目的とさせていただいております。今後も皆様のご理鰍ご協力の程宜しくお願
いいたします。
 ご利用中の様子としましては、主に午前中に入浴介助、午後に感染対策を万全にしてレクリエ
ーションをさせていただいております。皆様で健やかにわいわい過ごしていただくことを目標に
し、他にも毎月おやつ作りや季節の行事の開催等様々な催しを計画しております。施設への相談
も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
 写真は毎月利用者様と一緒に作成している貼り絵です。
入り口に月ごとに展示しているのでご利用の際は是非ご覧下さい。

 ●お問合せ先●

 短期入所生活介護 多喜の園
 ステイハウス中瀬

   浜松市浜北区西中瀬二丁目18番3号
   TEL:053-588-1825
   担当:内山正晴
 
            
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  
 現代の日本人をもっとも煩わせている
   アレルギー性鼻炎(アレルギーせいびえん)
 
 アレルギー性鼻炎は、日本人の4人に一人が罹っているとされています。
 このためアレルギー性鼻炎は、あらゆる病気のなかで罹患者数(病気を患っている患者数)が
 もっとも多い病気ともなっています。
 

  
◆ アレルギー性鼻疑(通年性と花粉症)
 
人間の身体には、侵入してきた異物を排除しようとする「免疫」と呼ばれる働きがあります。
ただ、この免疫が過剰に働くと、身体に必要以上の大きな負担をかけます。
これがアレルギー反応です。
 アレルギー性鼻炎は、鼻から侵入してきた物質に対して過剰なまでに反応してしまい、くしゃ
みや鼻水、鼻づまりといった症状が強く現われる病気です。
 アレルギー性鼻炎には、一年中を通して症状が現われる「通年性」のものと、季節によって症
状の現われる「季節性」のものがあります。
 通年性のアレルギー性鼻炎は、おもにハウスダスト(家のなかのノミやダニの死骸、繊維の屑、
カビ、埃など)によってアレルギー反応が引き起こされることが多くなっています。
 もう一方の季節性のアレルギー性鼻炎は、一般的には「花粉症」として知られています。
春のスギーヒノキ、秋のブタクサ・ヨモギのほか、60種類以上の花粉が関係しているとされてい
ます。この二つは相反するものではなく、通年性と季節性のアレルギー性鼻炎の両方を患うケー
スもあります。

◆ アレルギー性鼻炎の検査
 アレルギー性鼻炎に罹ると、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった不快な症状から、日常生活に
支障が生じます。とくに、睡眠の質には著しい低下傾向がみられます。
 アレルギー性鼻炎が疑われるのは、次のようなケースです。
①透明でさらっとした鼻水(かぜの場合は黄色っぽい)。
②いつも鼻が詰まっている。
③2週間以上、くしゃみや鼻水が続いている。

 疑いのある人は、医療機関を受診しましょう。医療機関では、問診のほか、鼻の奥を診察する
「鼻鏡検査」や、鼻水を調べる「鼻汁好酸球検査」、血液検査などによってアレルギー性鼻炎か
どうかを診断します。

◆ アレルギー性鼻炎―対策
 アレルギー性鼻炎を引き起こす原因となる、ハウスダストや花粉といったアレルゲン。まずは、
これらを生活環境からできるだけ排除するようにしましょう。
 推奨される方法には次のものがあります。
①まめに室内を清掃する。
②カ-ペットを外してフローリングにする。
③カーテンをやめてブラインドにする。
④空気清浄機を設置する。

 また、アレルギー疾患全般に対して強い身体をつくるため、乳酸菌を摂取して腸の環境を整え
ることも有効です。

◆ アレルギー性鼻炎―治療
 アレルギー性鼻炎は体質に関わる病気なので、病気を完全に治すことや自然治癒が非常に難し
い病気です。
 個人やご家庭でできる対策と医療機関での治療を根気よく続けることで、身体の免疫力を整え、
日常生活に支障がない程度に症状を軽くしていくことができます。
 治療はおもに、鼻に直接スプレーするお薬や抗アレルギー薬の飲み薬で症状を抑えます。
症状が重症化している場合は、吸入器(ネブライザー)を使用する方法も検討されます。
 また、アレルゲンを少量ずつ注射して身体の免疫力を高める「減感作療法」や、鼻の粘膜にレ
ーザーを当てる「レーザー療法」もあります。



生活ホットニュース ◆◆ 基礎疾患◆◆


 新型コロナウイルス感染症の感染や重症化リスクとしてあげられ、ワクチンの優先接種の対象
にもなったことから、「基礎疾患」に、これまで以上の関心が集まりました。
 基礎疾患とは、さまざまな病気を引き起こす原因となる慢性の状態です。例えば脳梗塞の場合、
糖尿病や高血圧、脂質異常症による動脈硬化によって引き起こされます。ここでは、糖尿病、高
血圧、脂質異常症が基礎疾患になります。
 新型コロナでは、とくに肺や免疫機能に病気をもたらす疾患(呼吸器疾患、心臓病、腎臓病、
肝臓病など)が基礎疾患にあげられています。
 ここで注目したいのが、「肥満(BMI値が30以上)」の方も、基礎疾患に含まれている点で
す。
 BMI30以上の目安としては、身長が170㎝であれば体重87㎏以上。身長160㎝で77㎏以上の
方が該当します。ご自身はいかがでしょうか?
 スマートフォンの電卓アプリを使って、次の式でBMI値を計算してみてください。
 BMI値=体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
 BMI値が30以上の方は、新型コロナの感染や重症化、入院リスクが、そうでない方よりも大
きいと考えられます。
  マスク・手洗いの励行、会食を避ける、三回目のワクチン接種。こうしたことに加えて、
「減量」が感染対策になります。無理のない範囲で、減量に取り組むようにしましょう。

 
   
 健康情報誌「こんにちわ」令和4年3月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)