介護予防教室「中瀬元気はつらつ教室」です

 こんにちは。介護予防教室「中瀬元気はつらつ教室」です。多喜の園内に開設している「中瀬
元気はつらつ教室」は、浜北区北部(中瀬・赤佐・隻玉地区)にお住まいの高齢者で、事業対象
者・要支援1・2を認定されている方(デイサービス等を利用していない方)が、ご利用できま
す。自宅にいても出かける事が少なく、閉じこもり傾向にある方、空いている時間を有意義に過
ごしたい方、心身共に自立した生活を送りたい方、おしゃべりをして楽しみたい方、様々な目標
を持ち参加していただいております。

 今年度の中瀬元気はつらつ教室の取り組みとして、「○○教室」を毎月開催しております。
「大正琴教室」「書道教室」「ハンドメイド教室」「お料理教室」と様々な事に挑戦してもらう
ことが目的の教室です。やったことのないことでも少しだけ声掛けをしてみて、実際にやってみ
たら「わっ!出来た!」と、その気持ちが利用者さんの向上心にも繋がっていきます。

 今では利用者様から「次は何のお教室?」との問い合わせがあるくらいです。まだまだ「やれ
ば出来る!」と、高齢になっても挑戦する気持ちが大切だと思っています。はつらつ教室に来て、
様々な教室に参加してみませんか?きっと新しい発見になると思いますよ。

 ●お問合せ先●

  中瀬元気はつらつ教室
   浜松市浜北区中瀬3829-1
   電話(053)588-4115
   担当:鈴木亜紀
            
   
 
 
   
 メディカル プロファイリング  
 80歳以上のほぼすべての方が患う?
   白 内 障(はくないしょう)
 
 白内障の多くは、加齢によって発症します。
 40代から始まり、60代では6割~8割、80歳以上では、ほぼすべての方が白内障になると
 いう報告があります。
 白内障とは、どういった病気なのでしょうか?
 

  
◆ レンズの役割――水晶体
 
眼球を外側からみると、色の濃い丸い部分があります。これは瞳孔(どうこう)と呼ばれる部
位です。水晶体は、この瞳孔のなかにあります。水晶体の働きは、外から入ってきた光を適度に
屈折させ、網膜に像を結ぶことです。このため、カメラのレンズに例えられます。水晶体の大部
分は、水とたんぱく質からできています。大きさは直径9㎜、厚さは4㎜程度で、凸レンズ(あ
るいはラグビーボール)のような形をしています。
 この水晶体になんらかのトラブルが起こると、光を適度に屈折させることができず、見え方に
障害が生じます。

◆ 白内障――水晶体が濁る病気
 白内障は、水晶体が濁ってしまうことで起こる病気です。そこには、水晶体のなかのたんぱく
質が変化してしまうことが関係しています。
 水晶体が濁ると、なかに入ってきた光に屈折異常が起こり、適切な像を網膜に結べなくなりま
す。このため白内障になると、視界がかすむ、ものがぼやけて見える、まぶしい……といったこ
とが起こります。
 ただ、見え方に関する感じ方はさまざまで、生活に大きな支障があるといったケースも
あれば、あまり自覚症状がないという方もいらっしやいます。
   
◆ 白内障を放置しない
 白内障による失明率は日本では約3%と、非常に低く抑えられています。
 しかし世界に目を向けると、白内障は失明原因のトップとなっています。
とくに発展途上国においては、こうした傾向が見られます。これには、十分な医療が受けられるか、そうではないかといった問題が関係しています。
 このことは日本に住む私たちにとっても非常に大切で、医療機関を受診しないで
白内障を放置してしまうと、失明や目に重大な障害が起こるリスクが高くなることを示唆しています。


◆ 白内障の治療
 白内障の治療には、点眼薬による薬物療法と手術療法があります。ただ、点眼薬による治療は、白内障の根治を目的としたものではありません。根治を目指す場合は、手術療法が選択されます。白内障の手術では、濁ってしまった水晶体を除去し、そこに「眼内レンズ」を入れる手術法が一般的です。
 眼内レンズは、1点に焦点を合わせる「単焦点眼内レンズ」だけでなく、健康保険適用外では
ありますが、遠近2点や3点に焦点を合わせる「多焦点眼内レンズ」も選択できるようになって
います。ちなみに、多焦点眼内レンズだと手術後に老眼鏡を使用するケースを大幅に減らすこと
ができます。
   ◇   ◇   ◇
 白内障手術は総合病院や大学病院だけでなく、身近にあるクリニックや眼科でも行なわれてい
ます。



生活ホットニュース ◆◆ 入浴時の死亡事故 ◆◆

 例年11月から4月にかけての寒い時期は、浴槽で溺れて亡くなる事故が起きやすくなります。
とくに65歳以上の方は注意が必要で、厚生労働省人口動態統計によると、この世代の方の浴槽内
での溺死及び溺水による死亡者数は5千人近く。これは、交通事故によって亡くなった方の2倍
を超える数字になっています。

 浴槽で溺れるもっとも大きな原因となるのが、血圧の急激な変化です。冷えた脱衣所や浴室で
は、寒さで血管が収縮し、一時的に血圧が高くなります。この状態で浴槽に入ると今度は、身体
が温まったことで血管が広がり、血圧が低下します。
 血圧が低下すると脳へ送られる血液が減少し、一時的な意識障害(気を失うこと)が起こりま
す。この意識障害が、浴槽の溺死という事態につながります。

 こうした事態を防ぐために、次のことを実践しましょう。
(1)脱衣所と浴室を暖めておく。
(2)かけ湯をしてから浴槽に入る。浴槽から急に立ちあがらない。
(3)お湯の温度は41℃以下にして、浴槽での時間は10分まで、肩まで浸からないようにする。
  (42℃でのお湯に10分以上浸かると、体温が38℃になるという研究結果がある)。
(4)食後すぐや飲酒のあと、医薬品服用後すぐの入浴を避ける。


   
 健康情報誌「こんにちわ」令和4年11月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)