こんにちは。短期入所生活介護多喜の園
        ステイハウス中瀬です。


 日に日に暑さが厳しくなってきています。台風や、突然のゲリラ豪雨が降る季節になりました。
皆さん元気にお過ごしでしょうか?夏バテにならないように栄養・水分・睡眠をしっかりと取り
ましょう。

 今回は短期入所生活介護多喜の園ステイハウス中瀬を紹介させていただきたいと思います。
ステイハウス中瀬は単独型のショートステイとして平成26年4月1日に開設し、現在9年目を迎
えています。現在定員は24名でお部屋は多床室型の全室2人部屋ですが、中央に仕切りがあり個
室のようなお部屋でゆったり過ごしていただけます。
 要介護・要支援状態でも、その利用者様が可能な限りその居宅において、その有する能力に応
じ自立した日常生活を営むことができるよう、入浴・排泄・食事等の介護をさせていただき、
利用者様の心身の機能の維持並びに利用者様の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図ることを
目的とさせていただいております。今後も皆様のご理解、ご協力の程宜しくお願いいたします。

 ご利用中の様子としましては、午前中に入浴介助、入浴しないご利用者様は塗り絵やTV鑑賞
等でお楽しみいただき、午後に感染対策を万全にしてのレクリエーションをさせていただいてお
ります。皆様に健やかに賑わいをもって過ごしていただくことを目標にし、毎月3回ほどのおや
つ作りや季節の行事の開催等様々な催しを計画しております。施設への相談も受け付けておりま
すので、お気軽にお問い合わせください。
 写真は毎月利用者様と一緒に作成している大きな貼り絵です。入口に月ごとに掲示しているの
でご利用の際はぜひご覧ください。

  【お問合せ先】
   短期入所生活介護多喜の園

   ステイハウス中瀬  
   浜松市浜北区西中瀬2-18-3
   TEL 053-588-0825
   担当:大城友人
            
   
   
 
   
 メディカル プロファイリング  
 
 脳の奥の神経細胞に壊死をもたらす
    ラクナ梗塞(ラクナこうそく)
 
  ラクナ梗塞は小さな病変ですが、多数できると脳の一部を破壊し、血管性認知症を
  引き起こす恐れのある病気です。
  【ポイント】
  高齢男性に多い病気。65歳を過ぎたら脳のCT・MRI検査を。
 

  
◆ ラクナ梗塞は多数できると危険
 
脳の奥にある細い血管(穿通枝(せんつうし))に起こる直径15㎜以下の小さな脳梗塞のこと
を、「ラクナ脳梗塞」と言います。ラクナという言葉は、ラテン語で「小さなくぼみ」という意
味があります。
 ラクナ脳梗塞を発症する方は、高齢男性に多い傾向があります。ラクナ梗塞には、「無症候性
脳梗塞」という別名があります。これは、ラクナ脳梗塞ができた部位や数によっては脳の神経細
胞へのダメージが小さく、症状が現れないケースがあるからです。
 では、放置しておいても安心かというと、そうではありません。ラクナ梗塞が多数できると、
重篤な症状を引き起こす脳梗塞や脳出血の発症につながる恐れがあるからです。
 また、「血管性認知症」になるリスクも高くなります。

  ◆ 脳の血管が詰まることで起きる認知症
 ラクナ梗塞の多発によって脳の血管が詰まった所が増えると、必要な酸素と栄養が送られなくなって脳の神経細胞が壊死し、認知機能に障害が起こります。
 このタイプの認知症は、血管性認知症と呼ばれています。認知症のなかでは、アルツハイマー型に続いて多く、認知症の約20%を占めています。(血管性認知症はラクナ梗塞だけでなく、脳梗塞や脳出血の後遺症として起こるケースもあります)。
◆ 脳の血管が詰まることで起きる認知症
 ラクナ梗塞の多発によって脳の血管が詰まった所が増えると、必要な酸素と栄養が送られなく
なって脳の神経細胞が壊死し、認知機能に障害が起こります。
 このタイプの認知症は、血管性認知症と呼ばれています。認知症のなかでは、アルツハイマー
型に続いて多く、認知症の約20%を占めています。(血管性認知症はラクナ梗塞だけでなく、
脳梗塞や脳出血の後遺症として起こるケースもあります)。

◆ 血管性認知症の症状
 血管性認知症は、普段の状態と認知症を患った状態が、まだら(入り乱れて)に現われるとこ
ろに特徴があります。
 例えば、「物忘れが激しいのだが、専門的な知識を必要とする会話には支障がない」「ある時
間帯にできたことが、別の時間帯にはできなくなる」というようなことです。こうしたことは、
脳の一部が障害されて、そこが担当している機能が損なわれ、脳の情報処理・伝達システムに異
常が起こることが原因です。
 やがて症状が進むにつれ、「動作が緩慢になる」「言葉数が少なく、活気がない」「ささいな
ことで急に怒ったり、泣いたりするようになった」といったことも現われてきます。
 そのほかにも血管性認知症の症状には、言語障害、歩行障害、嚥下障害、しびれ、麻痺などが
あります。

◆ 脳神経外科や脳ドックで早期発見を
 ラクナ梗塞が深刻な状態にまで進行してしまうまえに65歳を過ぎたら、脳神経外科や脳ドック
でCTやMRI検査を受けることが役立ちます。
 治療が必要な場合は、血液の固まりができるのをおさえる抗血栓薬や、脳細胞を保護する薬な
どを使用した薬物療法が行なわれます。ほとんどの場合、手術療法は選択されません。
 また、動脈硬化の進行につながる、高血圧・糖尿病・脂質異常症を合併している場合は、その
改善・治療が必要になります。
 


生活ホットニュース ◆◆ 社会的時差ボケ ◆◆

 仕事や学校などで起床時間に制約のある平日と、制約のない休日の睡眠時間に差がある習慣
(いわゆる寝だめ)は、「社会的時差ボケ」と呼ばれ、身体に悪影響があることが知られていま
す。もっとも多いのは、月曜日(仕事開始の日)の朝に、だるさを感じることです。
 睡眠は「体内時計」によって司られています。そして体内時計は、起床時に太陽の光を浴びる
ことで日々リセットされます。しかし休日に起床時間が変わるとリセットのタイミングが乱れ、
身体は時差ボケを起こした状態になります。
 社会的時差ボケの悪影響は、月曜の朝の倦怠感だけではありません。肥満やメタボリックシン
ドローム、糖尿病、高血圧、脂質異常症、認知症、自律神経失調症、うつ病といった、さまざま
な病気のリスク要因になります。
 社会的時差ボケを見直すには、平日の睡眠時間をしっかり確保することが大切です。起床時間
はなかなか変えられないので、就寝時間を早めるようにしましょう。
 とはいえ「休日はもっと寝ていたい」という方もいらっしやるでしょう。それでも休日は普段
と同じ時間に起きて、太陽の光を浴びてください。これによって体内時計は、いつものリズムを
維持することができます。そして寝だめではなく、昼寝で睡眠欲求を満たすのがベストです。

   
 健康情報誌「こんにちわ」令和5年9月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)