こんにちは!掛川福祉ノ郷ショートステイです。

 9月を過ぎても暑い日が続く中、1日1日と日中の時間が短くなり、秋らしく鈴虫の鳴き声が
聞こえてくる季節となりました。朝晩と日中の温度差が大きくなり、体調が変化しやすい時期と
なります。職員一同、元気に過ごせるよう努めて参りたいと思います。

 今回は掛川にある掛川福祉ノ郷内に併設する、短期入所生活介護掛川福祉ノ郷を紹介したいと
思います。短期入所生活介護掛川福祉ノ郷は掛川市上西郷にある特養に併設された、全室ユニッ
ト型個室のショートステイです。
 掛川城や掛川駅のある市街地から、車で10分程の場所にあります。街から比較的近い場所にあ
りながら、緑や小川に囲まれた、自然が残る場所にあるショートステイで、利用いただけるお部
屋が最大20名定員となっております。
 こちらのショートステイでは、フロアーにて午前中はラジオ体操や集団体操、午後は歌や制作
活動などのレクリエーションを毎日行っております。最近増えているのは、同じ日に親子や夫婦、
兄妹でご利用される方々です。一人では不安でも一緒に利用すれば心強いし家族も担当されてい
るケアマネジャーも安心して送り出して頂いています。
 利用されている皆様が引き続き安心して生活していただけるよう、感染対策を継続して実施し
ていきたいと考えております。

 1日でも早く感染症が終息することを願い、今後も利用者様・職員の健康増進に努めていきた
いと思います。

  【お問合せ先】

   短期入所生活介護掛川福祉ノ郷

   掛川市上西郷7921番地の1
   TEL 0537-28-1211
   担当:水野奈津子
            
   
   
 
   
 メディカル プロファイリング  
 
 早期発見で死亡リスクを大幅に下げられる
    前立腺がん(ぜんりつせんがん)
 
 前立腺がんの患者数は50歳代から増えていきます。
 このがんから命を守るポイントは―――50歳を過ぎたら『PSA検査』を年に一回、
 定期的に受けることです。
 

  
◆ 前立腺がんは予防が難しい
 
前立腺は、精子と卵子の受精を助ける働きをする前立腺液を分泌する器官です。前立腺は男性
の生殖器官にのみ存在します。
 この前立腺に「悪性の腫瘍」ができた状態が、前立腺がんです。
 前立腺がんの原因としては、欧米で患者数が多いことから、食生活の変化(動物性たんぱく質
の摂取量の増加)があげられています。
 ただ、そのほかにも男性ホルモンのバランスの変化も関係しているのではと考えられており、
原因は完全にはわかっていません。
 このため予防は難しいがんとなっています。

◆ 発見の遅れが死亡リスクに
 前立腺がんの初期段階では自覚症状に乏しいため、がんが大きくなって尿道を圧迫し、排尿に
障害が起きてから異変に気づくケースがあります。
 また、がんが尿道や膀胱に転移すると、血尿や尿失禁(自分の意思とは関係なく尿が漏れる)
といったことが起こります。さらにがんがほかの箇所に転移して、腰や下肢に激しい痛みが生じ
るようになってから受診するケースも見られます。
 こうしたことが、前立腺がんの死亡者数増加の一因になっています。

 
◆ 早期発見のためにPSA検査を
 前立腺がんは、早期発見できれば高い確率で寛解(完治とはいえないが、病状が治まった状態)
が可能になっています。
 前立腺がんを早期発見するためには、「PSA検査」を受けることがもっとも有効な方法です。
 PSA(前立腺特異抗原)は、前立腺からのみ分泌される糖たんぱくのことです。
 前立腺になんらかのトラブルがあると血液中にPSAが増加するため、PSA値を調べること
で、前立腺に生じたがんや前立腺肥大症などの発見を行ないます。
 PSA検査はスクリーニング検査とよばれるもので、少量の血液を採取する血液検査によって
行なわれます。
 PSA検査の成果に関する報告も行なわれていて、例えば、オーストリアではPSA検査が開
始されてから約20年で前立腺がんによる死亡率が60%以上の低下。アメリカでは40%近い低下が
報告されています。

◆ PSA検査を受けるには
 前立腺がんは、40歳代までは発症する人が少ないのに対して、50歳を超える頃から患者数が
急増し、さらに年齢を重ねるごとにその数は増えていきます。
 この点を踏まえてPSA検査は、50歳を過ぎたら年に一回、定期的に受けるようにしましょう。
 PSA検査は、健康診断に取り入れている自治体や健康保険組合が増えています。とはいえ、
すべての健康診断でPSA検査が行なわれているわけではありません。
 その場合、PSA検査は多くの医療機関で行なわれているので、かかりつけ医のいる方は、
その病医院で相談してください。
 また、前立腺がんの不安がある方は、泌尿器科を受診するようにしましょう。

 


生活ホットニュース ◆◆ 便 秘 薬 ◆◆

 お通じでお悩みの方で、便秘薬を使用されている方には注意点があります。それは、胃腸薬と
の飲み合わせです。便秘薬には、ビサコジルという成分が含まれている製品が多くあります。
 これは、大腸が中性の状態にあることに着目し、薬が中性の環境でよく溶けるように作られて
います。そして胃腸薬には、胃酸(酸性)の働きを抑える成分が含まれていて、胃を中性寄りに
します。このため便秘薬と胃腸薬をいっしょに飲むと、便秘薬が胃で溶けやすいといったことが
起こり得ます。
 これによって、便秘薬の効果が十分に得られないだけでなく、胃の痛みや吐き気を引き起こす
原因にもなります。
 胃酸の働きが抑えられ中性寄りになった胃と、ビサコジルを含んだ便秘薬との関係は、食事や
乳製品でも同じことが起こります。
 食事したばかりの胃は、胃酸が薄まった状態になります。また、乳製品には胃酸の分泌を抑え
る働きがあります。
 便秘薬を使用するときは、胃腸薬、食物、乳製品の摂取の前後1時間以上は間隔を開けるか、
就寝前の空腹時に服用してください。

   
 健康情報誌「こんにちわ」令和5年10月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)