こんにちは。多喜の園短期入所生活介護です。

 ついこの間までは暑い日が続いておりましたが、急に涼しくなり、時に寒さを感じる日もみら
れるようになりました。急いでタンスの奥から秋冬物を出し衣替えをされた方も多いのではない
でしょうか? 急な気温変化で体調を崩す方もいらっしやいますので体調管理には十分お気をつ
けください。
 今回は多喜の園短期入所生活介護(ショートステイ)をご紹介させて頂きます。多喜の園ショ
ートステイでは大部屋とユニット(個室)の2タイプのお部屋をご用意させて頂いております。
大勢の方とお話しをするなど、賑やかな雰囲気で過ごすことがお好きな方は大部屋、一人の時間
を楽しみたい、時には静かに過ごしたいといった方にはユニットといった御自身に合ったお部屋
を選択する事ができます。また、ユニットは家庭環境に近い雰囲気となっておりますので、ご利
用者様への刺激や負担が少なく、まるで自宅で生活して頂いているかのような感覚でお過ごし頂
く事が出来ます。
 大部屋、ユニットとも、身体機能や認知機能低下を防止する目的で体操や塗り絵、クイズなど
の活動を取り入れ、また、その日のご利用者様に合うようなレクレーションの提供を心掛けてい
ます。更に、大きなイベントとして、夏祭りや敬老会、クリスマス会など入所者の方と共に楽し
んで頂いております。
 大部屋は25床、ユニットは10床あり、ご家族様の急な用事、介護の負担軽減など様々な目的と
してご利用頂けます。
 ご不明な点がございましたらどんな小さなことでも構いませんのでご連絡頂ければと思います。
 インフルエンザが流行しております。施設内でも十分感染対策を心掛け対応しております。
皆様におかれましても手洗いうがい、またマスクの着用など感染対策を行い健康でお過ごしされ
るよう祈っております。

 【連絡先/お問合せ先】

  
多喜の園 短期入所生活介護
  〒434-0012 浜松市浜北区中瀬3829-1
   TEL : 053-588-4115
   担当 戸本 滋行         
   
   
 
   
 メディカル プロファイリング  
 
 発症の初期には自覚症状がない
    食道がん(しょくどうがん)
 
  食道がんの早期発見のために――食道がんになるリスクが高い、60歳以上の
  男性で飲酒・喫煙習慣のある方は、定期的に内視鏡検査を。
 

  
◆ 食道はとても”薄い”器官
 
口から入ったものは基本的に、空気は気道を通って肺へ、飲食物は食道を通って胃に入ります。
食道の長さは25㎝、太さは2~3㎝、厚さは約4㎜となっています。
 食道は粘膜に覆われていて、この粘膜の一番内側が扁平上皮です。日本では、食道がんの9割
が扁平上皮がんとなっています。

◆ 食道がんの初期には自覚症状がない
 食道がんによる死亡者数は、年間1万人を超えるとされています。5年生存率は40%ほどで、
胃がん65%や大腸がん70%に比べて低い数字になっています。
 その背景には、食道はがんの初期は自覚症状がないという点。さらに食道の壁は(胃や腸と比
べて)脆弱なため、周囲の臓器や組織にがんが広がりやすいことがあげられます。
 ちなみに、飲食時に胸に違和感がある、食べものがつかえる感じがする、熱いものが胸に滲み
るといった症状がある場合、その原因が食道がんならば、すでに進行している恐れがあります。

◆ 中高年で飲酒・喫煙習慣がある
 食道がんに罹患した方の数は、年間で2万人を超えています。年齢的に見ると60~70歳での発
症が7割を占め、男女比では男性5に対して女性1と男性のほうが多くなっています。
 食道がんの危険因子として知られているのが、飲酒と喫煙です。飲酒をすると、アルコールは
分解されて「アセトアルデヒド」という物質が生じます。これは、発がん性が指摘される物質で
す。アセトアルデヒドは、さらに分解されて酢酸になりますが、日本人の多くは、この物質を分
解しにくい体質であることが指摘されています。
 そしてタバコには、さまざまな発がん性物質がふくまれていることは、多くの方がご存じのと
おりです。

◆ 早期発見のために内視鏡検査
 食道がんの早期発見には、内視鏡による検査と、バリウムによる透視検査が有効です。
ただ、食道にはバリウムが付着しにくいため、内視鏡検査のほうが食道がんの早期発見にはより
重要で、良い結果をあげています。
 とくに、60歳を過ぎている男性で飲酒・喫煙習慣のある方は、バリウム検査だけでなく、
定期的に内視鏡検査を受けるようにしましょう。

◆ 初期であれば食道を温存できる
 食道がんの治療には、内視鏡的切除、手術、放射線治療、薬物療法(化学療法)があります。
これらの治療は、がん細胞が食道の粘膜に対してどれだけの深さと広がりがあるか、リンパ節へ
の転移の有無、遠隔した臓器への転移などをもとにしたステージ(病期)によって、患者ご自身
の希望や身体の状態を考慮して、単独あるいは複合して行なわれます。
 0期(がんが粘膜内に留まっていて、リンパ節転移がない)の食道がんでは、食道を温存する
内視鏡的切除術が推奨されています。5年生存率は、およそ90%と報告されていることからも、
早期発見がとても重要になります。
 


生活ホットニュース ◆◆ ヒートショック ◆◆

 浴槽から白い湯気が、もうもうと立ち昇っている――このような光景は、浴槽と浴室の温度差
が大きいことを示しています。そして、こうした状態のとき、「ヒートショック」は起こりやす
くなります。
 ヒートショックは、身体に加えられる寒暖差によって血圧が急激に変動し、急性の心筋梗塞や
脳梗塞を発症することをいいます。
 これらは突然死につながり、ヒートショックによる死亡者数は年間1万9000人との推計があ
ります。さらに、その9割は65歳以上の方です。
 ヒートショックを避けるためには、脱衣所や浴室、浴槽の温度差をできるだけ小さくして身体
への負担を軽減する必要があります。
 脱衣所には、暖房器具を設置しましょう。ただ、石油・ガス・電気を問わずストーブ類は、衣
服への引火の危険があるので避けてください。
 浴室も暖房できれば理想ですが、バスタブの蓋を開けて浴室を温めるという方法もあります。
湯温の低下が気になりますが、追い焚きやお湯の追加でカバーましょう。
 湯船に浸かる前には、身体にかけ湯をします。このとき、冷えた身体にいきなり湯をかけるの
ではなく、手足の先からにしてください。
 そのほかにも、ご家族と同居している方であれば、ひと声かけてから入浴するといった方法も
ヒートショック対策として有効です。


   
 健康情報誌「こんにちわ」令和5年12月号より(資料提供:メディカル・ライフ教育出版)