基本理念

認知症患者の残っている能力を引き出すように努め、人としての尊厳を保ち、その人らしさが保てるように働きかけを行う

医療・看護・介護技術の向上に努め、患者の個人情報及び権利擁護、行動制限の最小化に向けて、安心と信頼、そして開かれた医療環境作りに取り組む

病院職員の心得　７か条

１．そのひとはこころ病むひとである前にひとであると思うこと

２．どのような症状でもそれはそのひとのせいではなく、病のためと思うこと

３．そのひとには病む前に誇りある人生があったのであり、
　　それに心から敬意を表し傷つけぬよう心を配ること

４．そのひとに言葉を掛けるとき、自分が掛けられたらと常に考えてすること

５．治療、世話をするときは常に受ける側の気持ちに立ってすること

６．病むひとのみでなく、そのひとを取り巻く人々の背負う重荷にも心を配ること

７．現状に満足せず、医療従事者として自己研鑽を行い、より質の高い医療をめざす。

１．公平に扱われる権利
　　患者の皆さんは、精神疾患を持つことを理由に不当に扱われることなく、
　　公平な扱いを受けます。

２．自由に行動する権利
　　患者の皆さんは、正当な理由なしに行動を制限されたり、意思に反した行動を
　　強制されたりする事はありません。

３．援助を受ける権利
　　患者の皆さんは、その病状に見合った適切な医療行為・社会的援助を
　　受けることができます。

４．知る権利
　　患者の皆さんは、その病状や必要な処置・治療方法・予後の見通し、ならびに
　　入院中の処遇とその理由について医師および医療関係者から説明を受けることが
　　出来ます。

５．自己決定する権利
　　患者の皆さんは、必要な情報を知ったうえで、どのような医療行為・社会的援助を
　　受けるかを自分自身で決定し、或いはその決定を変更する事を正当な理由なしに
　　拒否されることはありません。

６．秘密を守られる権利
　　患者の皆さんの病状を含め、個人的な情報やプライバシーについて、
　　他に公開されず秘密が守られます。

７．法に沿った手続きを受ける権利
　　上記１～６で述べた患者の皆さんの権利は、法律に則った手続き以外の方法で
　　制限される事はありません。

８．不服申し立ての権利
　　患者の皆さんは、自分自身の人権に関する事柄について、浜松市等の公的機関に
　　対して不服申し立てを行う事が出来ます。